スイカの栄養と健康効果

スイカの栄養素

英語で「ウォーターメロン」とも呼ばれるくらいにスイカは水分が多くなっています。実際には水分が90%、残り10%が糖分です。ほとんどが水分とはいえ、大変みずみずしいのが特徴の食べ物で、いろいろな成分が含まれています。


スイカ可食部100gあたりの栄養価ですが、エネルギー:30kcal、炭水化物:7.55g(糖分:6.2g、食物繊維0.4g)、脂肪:0.15g、タンパク質:0.61g、水分:91.45g、ビタミンA相当量:28μg、チアミン(ビタミンB1):0.033mg、リボフラビン:(B2):0.021mg、ナイアシン(B3):0.178mg、パントテン酸(B5):0.221mg、ビタミンB6:0.045mg、葉酸(B9):3μg、ビタミンC:8.1mg、カルシウム:7mg、鉄分:0.24:mg、マグネシウム:10mg、リン:11mg、カリウム:112mg、亜鉛:0.10mg(USDA栄養データベース)となっています。


100g中の食物繊維の分量の内訳は、炭水化物:9.5g、食物繊維総量:0.3g、水溶性食物繊維:0.1g、不溶性食物繊維:0.2gとなります。特に健康効果が高い栄養成分(可食部100g中)としてはカリウム、β-カロテンがあり、注目成分としてシトルリンなども含まれています。


各含有成分の健康効果、美容効果などについては後述しますが、全体的にまとめると、むくみの解消、利尿作用、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、高血圧予防、がん予防などが挙げられます。


いずれにしてもスイカは、熱中症予防をはじめ、暑い夏の元気をバックアップしてくれる夏の風物師的な食べ物であることは間違いありません。