スイカの栄養と健康効果

スイカの健康効果

スイカで注目したいのは、リコピン、カリウム、シトルリンの3大成分でしょう。もちろんこの他にもたくさんのビタミン、ミネラル類が含まれています。


まずは「リコピン」です。これはトマトでもおなじみの赤い色素の成分で、活性酸素を抑制する効果があります。


活性酸素が過剰に増えると、動脈硬化、ガンなどを引き起こす確率が高くなってしまいます。ミネラルのひとつが「カリウム」です。これには体内の余計な塩分を尿として出す働きがあります。カリウムはスイカの赤い部分以外に種や皮にも含まれています。


そして最近注目されはじめた成分となるのが「シトルリン」です。これはアミノ酸の一つとして挙げられますが、実は他の果実では殆ど含まれていない成分なのです。これがスイカにはこれが含まれているわけで、これだけでも注目に値します。効果は体内の老廃物、有害物質などを体外に出すということで、利尿作用もあります。


アミノ酸の一種としては「システイン」も含まれています。これは美白に効く成分として知られ、更にビタミンCの酸化を止める働きもあり、シミやソバカスの防止にも効果があるとされています。


「イノシトール」はビタミンB群として分類されることもあり、脂肪の流れを改善して脂肪が体内に溜まらないようにする「抗脂肪肝ビタミン」としての作用があります。


スイカは水分ばかり多くてたいして栄養なんてないのかと想像していた人もいるかと思いますが、これだけの健康効果があるのです。更には、ダイエットにも美容にも嬉しい成分が含まれているのですが、それは次項で説明しましょう。